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【Q&A】質問と回答(2011年版)

2011年02月09日 23:39

このブログを読んで旅に出ようとしている友人からの質問とその答えをQ&Aという形で記事にしました。

参考になる点もあると思うのでご覧ください。



■質問1 走行ルートを教えてください。

僕が走ったのは、上海~パリ。
Googleマップに落としこんであるので参照のこと。

日本:品川~(ムーンライトながら)大阪(大阪港国際フェリーターミナル)
中国:上海、南京、鄭州、西安、~(鉄道)武威、敦煌、ハミ、トルファン、カシュガル(シルクロード、天山北路(南道)
キルギス:イルケシュタム、オシュ(自転車デポ)、ビシュケク
ウズベキスタン:アンディジャン、タシケント(自転車デポ)、ヒヴァ、サマルカンド
トルコ:~(飛行機)イスタンブール、~(バス)クサダシ
ギリシャ:サモス島、アテネ~パトス(ギリシャ横断)
イタリア:バリ~ローマ
フランス:~(夜行列車)パリ(シャルル・ド・ゴールout)


■質問2 期間,走行距離,荷物の総重量を教えてください。

出発したのが5月1日ころ
帰国したのが9月20日ころ

走行距離は、自走で6000km~7000km、移動距離は、12000kmくらい?

荷物の総重量は…、自転車が15kg、サイドバック4つで20kg~30kg?、ザック10kg
走行中は、水が5L前後、食料数kg
トータルで、70kg程度?


■質問3 自転車をできる限り安く安全に運べる航空会社はありますか?

基本的に欧州系キャリアは、自転車の運搬に慣れてるし、追加チャージを払えば載せてくれる。
シャルル・ド・ゴールでは、40ユーロ払って自転車を載せた。係員も慣れている感じだった。

タシケント空港での、トルコ航空では、「学生だ!」とかゴネ倒して、無料にしてもらったな。
結果、アタトゥルク空港でチャリをチェックしても問題はなかった。

どこのキャリアというよりも、荷物を乱雑に扱うかどうかは、その国の現地スタッフの問題だから、航空会社では差をつけられないと思う。

一番良いのは、船。そのまま載せられる。

飛行機の場合は、重要パーツを全部外した上で、完全梱包が安全。


■質問4 海外保険に加入しましたか(どんな保険にしたか)

三井住友海上保険の海外旅行総合保険にした。
http://www.ms-ins.com/product/travel/kairyo/index.html

移動方法は問わないようで、他の大陸横断系サイクリストも使っていた。
1年程度なら問題ないのでは?


■質問5 持ち物(装備品,薬,工具,キャンプ道具,貴重品など何を持って行ったか) を教えてください。

▼医療関係
まず、予防接種から始めるのがおすすめ。
狂犬病、破傷風、B肝、A肝は必ず。
千葉駅ペリエにある「みつわクリニック」で海外旅行用の予防接種をしてる。
また先生に事情を話せば、各種抗生物質も処方してもらえる。
(とくに細菌系、性病系、胃腸系はもらっておいたほうがいい)

既知だと思うけども、外務省の感染症情報で渡航国の感染症を調べて、対策を打っておいてね。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars.asp

自転車は、狂犬病が最も危険。郊外を走るし、キャンプをする。
だから、特殊警棒とか持っていったほうが安全。もちろん暴漢対策にも。
http://www.body-guard.jp/kate/keibou.htm
愛犬家には悪いけど、万が一遭遇したら、犬を本気で殺す覚悟が必要。
じゃないとこっちが死ぬ。

ちなみに、万が一噛まれても狂犬病ウイルスが脳に到達する前に医療機関で免疫グロブリンを打ち、ただちに事後ワクチン接種をすれば、生き延びる可能性もあるから、とにかく噛まれたら全力で医療機関へ。


▼工具は、自転車を完全に分解できるように持っていった。
スプロケット外し、ボトムブラケット外し、アーレンキーは当然、ニップル回しなど。

先進国では、おそらくそういう工具を持っていかなくてもチャリ屋で修理ができる。
余計な工具を持って行くと飛行機で追加チャージを取られるし面倒。
行きの軽量化対策で、向こうに行ってからそういう工具を買ってもいいと思う。

予備パーツも重要で、予備スポーク、ニップル、チェーン、ワイヤーなどひと通り全部持っていった。

ブレーキはVブレーキのほうが何かと(メンテナンス、修理のしやすさ)おすすめ。
ディスクだと、万が一激しく損傷したときに、どうしようもなくなる。


▼野営道具
当時僕は完璧な装備じゃなかったから、今ならどうするか?を書くと。

テントはまず、目立たないものがいい。道端でテントを張って、強盗に合うのを防ぐため。
あと軽いほうがやっぱりいい。(航空機追加チャージ対策)

ストーブは、やはりMSRのウィスパーライトインターナショナル(WLI)これに限る。
僕もWLI持ってるけど、プレヒート含め煤がすごいので、テント内で使うのは自重したほうがいいかも。
赤ガス(レギュラーガソリン)は特にひどい。

あとは、通常の野営道具でいいんじゃないかと。


▼電子機器・その他
カメラは、ペンタックスの一眼レフとソニーのコンデジ。
パナソニックのビデオカメラ。
メモリは、SDカード5G、ネットカフェで焼く用のCD-R10枚
miniDVテープ5本

まずカメラ。こだわりがなければ、これも目立たないものがいい。
もちろんスリ、強盗対策。
発展途上国では一眼レフカメラを首から下げてればそれだけで狙われやすくなる。

あと、砂漠地帯を通るなら、防塵カメラがオススメ。
動画を撮っておくとあとでおもしろい。

貴重な記録を保存しておくための媒体としては、いまならUSBポータブルHDDだろうな。
ネットブックPCも持って行くといいよ。先進国のみならず途上国でも無線LANが飛んでる時代だ。すげー。
ポータブルHDD代替として、ipodを持っていってその代わりにするのもあり。
HDDは振動でデータ飛ぶこともあるから、適宜ネット上のフォトアルバムやオンラインストレージにバックアップをとること。

2007年当時はすべてネットカフェでやりくりしてたけど、自分の小型PCがあればそちらのほうが安全。
いまの旅行者は大抵自分のPCもって旅してる。
当然、電圧やプラグの形が違うからそれも考慮してそろえてください。
(電圧に関しては大抵の製品が複電圧対応になってるから問題ないはず。)

ポータブルスピーカー、三脚などを持っていった。

あと大事なのは、電池。
日本の電池は非常に優秀なので、エネループと充電器セットを持っていくことをおすすめする。
中国の電池とか一切使えないから。

あと、今世界旅するなら、GPSロガーがおもしろいと思う。
自分の走ったルートを帰国後確認できる。
http://www.gpsdgps.com/

あとは、携帯電話だね。
おそらく持っていくと思うけど、あったほうがいいね。

あと、砂漠での充電手段は太陽電池。
ぼくもソーラー発電装置を持っていったよ。
携帯くらいなら充電できる。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/stapa/20090914_315468.html


▼貴重品対策

セキュリティポーチは必ず使うこと。(モンベルのセキュリティポーチがオススメ)
パスポート、証明写真、ビザはそれぞれコピーをして、別の場所にしまうこと。
クレジットカードは2枚以上持って、それぞれ別の場所に隠すこと。

ズボンのポケットの裏柄に、予備クレカと、パスポートのコピ、米ドルをジップロックに入れて、縫いこむのがオススメ。これだと、外に縫い目が出ないからわからない。
自転車のシートポスト、もしくはハンドルバーの中に米ドルやパスポートのコピーをいれるのもやった。

最悪、日本大使館まで辿りつければなんとかなる。
クレカが生きてれば日本に帰れる。

あと、国際キャッシュカード。
日本の口座に入れてある日本円を現地のATMから現地通貨で引き落とせる。
僕は、新生銀行の国際キャッシュカードをつくっていった。
資金が底をついても日本の親族にこの口座に振りこんでもらえれば、現地で使える。
できれば2枚くらい作っておくといいね。
まぁググればいっぱいでてくるよ。


■質問6 主な体調不良の症状,原因,対処法,対策

上記の医療装備で答えた以外のこと
とにかく終始下痢だったけど、それはもうデフォルトだな。
エタノールを消毒用に持っていったけど、ほとんど使わずに現地人化していった。

ただ血液関係は怖い(HIVやその他重篤な感染症)ので、日本で使い捨ての注射器を持って行って、説明書とともに万が一現地で使うときは「これを使ってくれ!」と渡す人もいる。
(もちろんNZ,AUSではそういうことは絶対ない。)

砂漠を走るときは熱中症に注意。
日陰がないから、罹ったらアウト。

水に濡らしたタオルを頭に巻いて、気化熱で体温を下げながら、タクラマカン砂漠を俺は走った。
(そういうために更に水をつむ必要もあり)

後は、もう日中走らないのも手。中国の現地人は、砂漠では日中行動しない。


■質問7 自転車のメカトラの症状,対処法について

▼装備で少し答えたけど、まずパンク。

これは個別のピンポイント質問にもつながるけども、“絶対に”シュワルベのマラソンシリーズにするべき。

特に砂漠ではパンク草が転がってるから、普通のタイヤだと簡単に貫通する。
http://www.g-style.ne.jp/products/sch/index.html

僕は通常のマラソンで3500kmほどノーパンクだったけど、新疆ウイグル自治区でついに針金が貫通しパンクした。
逆に言えばそれほどマラソンは強靭。

おすすめするのは、マラソンプラス以上の更に強靭なタイヤ。


一番のおすすめは、「マラソン エクストリーム」
下手したら一切パンクしないで旅を終えることができるかも。

もはや変態的にパンクしない。
世界のツーリストが耐久性を証明している。絶対マラソンにするべき。

▼あとは…、日本国内で完璧に整備してあれば、むこうで問題が起きる可能性はあまりないかな。10000km程度なら問題ないと思う。


■質問8 自転車のキャリアは何がいいですか?

TUBUSがオススメ。
http://www.g-style.ne.jp/products/tubus/index.html
たしかに世界のツーリストはほとんどTubus。
オルトリーブとともに、ディファクトスタンダード。

ただ、僕はミノウラのスチールキャリアで走ってなんの問題もなかった。
お金に余裕があればTubus、なければミノウラ・スチールでもいいかと。


■質問9 タイヤについて 
僕は、マラソンの26×1.75で走ってたよ。
マラソンには細身のタイヤもラインナップされてるから、通常のマラソンでもいいかもね。
自転車の重量次第だな…。

細身のタイヤで空気圧が高くなれば、当然スピードは速くなるけど、乗り心地が悪くなり、パンクしやすくなり、さらに悪路での接地圧が高くなるので、泥濘や砂地でハマりやすくなる…。しかも重量があれば尚マズイ。

太めのタイヤだと、転がり抵抗が増してスピードが落ち、体力を余計に使うけど、泥濘、悪路でもハマりづらく、耐久性に富む。。

どちらを選ぶか難しいところだね。

ちなみに海外のサイクリストは、だいたい2.00か1.75だな。

たまーにカーボンフレームのロードで大陸横断する変態野郎もいるw
というか、実際会った。しかも日本人…。


■質問10 フロントキャリア・フロントバッグ

俺は、前後フル装備だった。何が起きても自己完結できるように。

先進国だけ走るなら必要ないかも。
途上国でも、人が多いエリアばかりを走るなら必要ないかも。

その辺は装備との兼ね合いだね。


■質問11 ブルックスのサドル

国内でしっかりオイルを塗りこんで、手入れをしておけばいいと思う。

旅中はときどきオイル塗るくらいだったな。


■質問12 自転車のスタンド

たしかにね。これは大変なんだよね。重すぎて。

こういうのがいいかもね
http://www.cb-asahi.co.jp/item/01/00/item32535900001.html

あと友人には、頑丈な木製の棒をスタンド変わりに積んでた人もいたな。
上述の特殊警棒をつっかえ棒にしてもいいかも。


■質問13 テント

上記のとおり。


■質問14 コースについて

これは人それぞれで難しいところなんだけども、経験上、距離×2くらいの日程を組んだほうが旅を楽しめると思うんだ。

余韻というか行間というか、間があったほうがいいと思うんだよね。
何もやることがないくらいのほうが、いろいろ生まれてくる。

キツキツのスケジュールだと、本当にただ走るだけになってしまう。
せっかく世界を走るんだから、大都市で数週間滞在したり、ただ縦横断するだけじゃなく、ちょっと小さな町に立ち寄ったり。そういうことが良いと思うんだよね。

じっくり、腰を据えて旅したほうが思い出に残るよ~。

まぁもちろん走り初めてから計画変更しても全然OK。
自分自身の旅だから。




     
■質問以外でその他に何点か。

▼自転車のパーツ。
とりあえずシマノ製に統一するといいと思う。
ハブは最重要パーツなので、XTとか(今はモデルチェンジしてよくわからないけど)
とにかく頑丈なものにすべき。
あとハブコーンのシール(密閉)状況が砂漠での走行(砂が入るかどうか)に関わるので、
できればダブルシールのものすべき。

スポークは、スイスのDTswiss社製のものがディファクトスタンダード。

で、リム。もっとも大事。なによりもリム。
しっかりしたダブルウォールのものでないと、重さに耐えられずクラックが入る。

当然スポークとの接点も、上だけでなく上下両方に荷重がかかる構造のものがよい。
スポーク数も一般的な32H(穴)ではなく、昔ながらの36Hにすべき。
スポークが多いほうが荷重も分散されるし耐久性も高い。

世界でもっとも強靭でサイクリストから信頼されているのは、アメリカ・サンリングル製のリム、ライノ・ライト。

http://www.sun-ringle.com/product-vault/mtb-rims/rhyno-lite-xl-welded/

タンデム(前後2人乗り)で旅してる人(通常の倍の荷重がかかる)も使っているくらい強靭なリム。
日本ではなかなか見つからないけど、もし余裕があるならこれにすべき。


▼布テープ
もうこれめっちゃ重要。むこうで(途上国で)頑丈な布テープは手に入らないだろうから、日本から持っていくことをすすめる。


▼あと、海外の自動車の運転は相当荒い。
自分が自動車事故の被害者になる可能性を考慮すべき。

つまり
・ヘルメット(絶対に必要)
・サイドミラー
・テールランプ
・ヘッドライト

の4点は、絶対に!必要。

日本と違って、緊急医療体制も、通報手段も、衛生環境も悪い。
現地人が見ず知らずの日本人を助けてくれることに掛けるのはリスキー。


▼鍵について
そうそう、大事な大事な鍵の話を忘れてた。。

僕は二つ鍵を持っていったんだ。

ひとつは、ゴジラロック
http://www.rakuten.co.jp/saikosha/426803/433153/
バイク用のダイヤル錠で、直径20mmの強固なもの。

もうひとつが、ブレーキブースタ兼用U字ロック

ダイヤル錠は、当然“地球ロック” 地上につながってる強固な人工物とフレームを通した鍵をロックする。

あとは、U字。

これで盗まれたらもう諦めようと思ってた。

南京で地図を買おうと思って本屋入った時のこと。
歩道の柵に自転車を地球ロックして、店に入ったんだ。
地図を購入して、5分で出てきたら、歩道でチャリがひっくりかえってたww
誰か持って行こうとしたんだろうね。でもゴジラロックの勝ち。

ちなみにこのくらい厳重に鍵をしてても、工具さえあれば、おそらく5~10分でやられると思う。
ただ衆人環視の中でこの鍵を破る工具を持ってくる奴は稀なので、地球ロックがシッカリ効いてればまず問題ないと思う。

地球ロックを忘れずに。


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